▼ 2007/05/05(土) Windowsで仮想デスクトップを試してみた
■ 仮想デスクトップ
ウィンドウを沢山並べて作業することが多くなってきて仮想デスクトップに興味を持ったので試してみることにしました.仮想デスクトップは,本来一つしか無いデスクトップを仮想的にいくつも作り,作業時にそれらを切り替えられるようにする機能です.
LinuxやUNIXのデスクトップ環境だと大抵標準装備っぽいですね.
とりあえず評判の良さそうな国産のExマルチデスクチェンジャーと,外国産のVirtuaWinを試してみました.
■ Exマルチデスクチェンジャー
公式サイトインストールが必要,インストール時にVBランタイムが組み込まれる.
実行すると,タスクバーにアイコン*1が表示されます.
- デスクトップの切り替えは,ホットキーを設定して行います.
- 各デスクトップごとに壁紙の設定が可能な通常モードと,それができない高速モードがあります.
- 仮想デスクトップは,20個まで作れます.
- 各仮想デスクトップにタイトルを付けれます.選択時にそれを表示できます.
- 全ての仮想デスクトップに共通のウィンドウを設定できます.
インストールが必要なところがネックかな.
設定は,iniファイルが生成されたので多分レジストリ使ってません.
補助的に使ってるかもしれないけど…….
ただ,マウスによる移動ができないのと全体的に低機能なのがネックです.
ノートパソコンなどで軽い仮想デスクトップを入れたい場合にはいいのかも.
あとやっぱり日本語だよねという時.
*1 : 1と書いてあるアイコン
■ VirtuaWin3.0
公式サイトインストールが必要.
タスクバーに表示するアイコンセットを入れ替え可能.
プラグインが沢山ある.
- 設定ファイルはC:\Documents and Settings\user\Application Data\VirtuaWinに保存されます.
- タスクトレイのアイコンを右クリックするとメニューが出ます
- 仮想デスクトップは最大で9個?
- デスクトップ切り替えキーは,順番にアクセスするキーと,番号で直接アクセスするキーの両方を設定できます.
- マウスを画面の端に持っていくと画面を切り替えることもできます.
- 特定のキーを押下している時にだけマウスによる切り替えを行うような設定もできます.
- プラグインの導入で便利になるみたいです.
- ウィンドウを持っていくのは簡単です.
- ウィンドウをドラッグしながらマウス操作によるデスクトップの切り替え
- ウィンドウをアクティブにしながらホットキーによるデスクトップの切り替え
- Gatherは,全てのアプリケーションを一つの仮想デスクトップに集める機能?
プラグインも全部英語なので気合を入れて探さないと自分の欲しい機能があるかどうかわからないと思います.
あと,なぜか私の環境では仮想環境ごとの壁紙切り替えモジュール「SwitchDesk.exe」が使えませんでした*2.
Cool Desktop Switcherを入れると,UNIXとかの仮想デスクトップみたいにアイコンのクリックで切り替えられるようになっていい感じかも.
この設定は必須!
設定へのアクセスは,タスクトレイを右クリックしてメニューからSetupを選択.General | |
---|---|
Desktop Layout | 仮想デスクトップの配置を設定します.wideが横にいくつ並べるか.deepは,縦にいくつ並べるか. |
Mouse | |
Enable mouse support | マウスでデスクトップを切り替えるか否か |
Use modifer key | このキーを押している間は,マウスによる切り替えを許可する |
Modules | |
VWAssigner | 次と前の仮想デスクトップに移動するためのホットキーを設定. |
Misc. | |
Save sticky on exit | プログラム終了直前のsticky toggleの状態を保存するかどうかです |
Enable window menu hotkey | ウィンドウのアクセスに関するメニューを出すホットキーです.このホットキーを使う以外にメニューにアクセスする方法がわからなかったです. |
Enable sticky toggle hotkey | アクティブなウィンドウが仮想デスクトップを切り替えた先についてくるかどうかを設定するホットキーです |
このホットキーで出てくるメニューの説明を次に示します.

このメニューは,Sticky,Access,Assignの3列になっていることがわかります.
各行は,現在表示中のウィンドウで,仮想デスクトップごとに領域がわかれています.
ここで,各列のウィンドウを選択することで操作をします.
Sticky列で選択すると,そのウィンドウは全ての仮想デスクトップに表示されるようになります.
Access列で選択すると,そのウィンドウが存在する仮想デスクトップに移動し,そのウィンドウをアクティブにします.
Assign列で選択すると,そのウィンドウを現在の仮想デスクトップに持ってきます.
というわけで,これくらい設定したら大体使える感じです.
今のところ問題としては,左右の移動はいいんですが上下にウィンドウをマウスで持っていくやり方がわからないこと.
あと,メッセンジャーの子ウィンドウは全部Stickyにする,みたいな操作ができないのかなあというくらいかな.
できれば壁紙の個別設定ができれば,移動先がどのデスクトップかすぐわかっていいと思うんですが…….
参考:仮想デスクトップ、使ってますか?
参考:仮想デスクトップ - TotoroWiki
参考:仮想デスクトップのまとめページ
補足
ホットキーの設定のところで,「WINキーと同時押しした時だけ」のチェックボックスにチェックを入れると,純粋なアルファベットのキー以外の多くのキーが使用不可になってしまいます.(何を書いているかわかりにくいと思いますが,たとえば「\」キーとWINキーの同時押し設定にしてみるとわかると思います)
この場合は,WINキーではなくCtrlキーなどとの同時押しにするのが無難です.
入力欄でCtrlキーを押しながらもう一つのキーを入力すれば,ちゃんと認識されますので.
なお,同時押し設定にしないとエディタで入力中でも何でもスライドしてしまうのでおすすめできません.
*2 : 強制終了してしまう
■ その他
後ろ向きレビュー.サイズの違うスクリーンショットの結合をしようとしたら,
ちょうどいい画像結合ソフトがありませんでした.
PictBear
結合機能が見当たらず.とりあえず手動で並べてみようとしたら,
キャンバスから画像がはみ出た瞬間にその部分が削除されるという
恐ろしい処理を目の当たりにして挫折.
pixia
インタフェースが個性的過ぎて挫折*3|分割結合「あ」1.5
異なるサイズの画像を結合できないので挫折.画像詰め込みEXE ver2.1
なぜかうまく動作しなかったので挫折.画像結合さん 1.0.4
画像をキャンバス上で好きに移動させて結合するコンセプトはすばらしいんですが,私の環境ではマウスに敏感に反応しすぎて画像をちょっとさわると画面の遥か彼方に飛んでいってしまう事態に.
IrfanView
できると聞いたんですがやり方がわからず挫折.JTrim
確かに手動ではあるものの並べることはできるんですが,「左上」「右上」「左下」「右下」のように並べられない
(最初の画像から見て上下左右にしか並べられない.
一応左端を指定数値分あける機能はあるが,
ピクセルじゃないみたいでうまく調整できなかった)
そして,保存するとなぜか画像のサイズが
やけに小さくなってしまうという恐ろしい問題が発生して使えませんでした.
まとめ
途中から疲れてきて投げやりになり,みつかるまで探しませんでした.そういう関係で実はこの中のソフトでうまく結合できるのかもしれません.
不満を言っている割にはバグレポートですらない後ろ向きレビューですいません.
しかし,画像結合ソフトって思ったより無いんだなあ…….
なんでだろ.
*3 : GIMPみたいな感じ?
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